カメルーン戦の勝利は既に多くで語られているようにわが編集局も大いに盛り上がった。
本田の先制点であちらこちらから、拍手や歓声が巻き起こり、試合終了ではさらに大きな拍手になった。
岡田ジャパンに常日頃から皮肉な見出しや記事を載せているスポーツ紙だが、本心ではもちろん日本に勝ってほしいから厳しい論調の記事があるわけだ。(自己弁護です)
それにしても現地取材班がヨーロッパのサッカー専門記者に試合前「オカダはクレージーだ」と言われたことには笑ってしまった。
日本の秘策を聞かれ「本田の1トップがあるかもしれない」と応じたという。「それは練習でよくやっているのか?」とさらに聞かれ「本番前最後のジンバブエの練習試合でやっただけだ」と応えたら「そんなバカな。クレージーだ」と言われたという。
W杯のような厳しい大会で急場しのぎが通じるわけない、とバカにされたわけだがカメルーン戦は、その破れかぶれのシステムが大成功を収めたのだから、岡田監督は幸運だ。
さらに現地取材班によると地元テレビ局は日本の得点シーンは全く流さず、カメルーンFWエトーが日本のDF3人を軽く抜き去ったチャンスシーンを何度も流しては「なんで日本なんかに負けたんだ?」という番組を繰り返し放送していたというから、地元アフリカとしての敗戦ショックが伝わってくる。
16日、日本の平均株価が1カ月ぶりに1万円台を回復したが、米ニューヨーク市場の株高の影響だけでなく、岡田ジャパンの初戦勝利の影響もある気がしてならない。心理的にも日本人を勇気づける勝利だった。
今後、極論すればオランダ、デンマーク戦で敗れたとしても、岡田ジャパンは傷つくことはないだろう。自国以外開催のW杯で記念すべき初勝利というのは色あせることはないだろうし、よほどのことがない限り、代表チームは温かく帰国を迎えてもらえるはずだ。
元代表監督・トルシエは決勝トーナメントに進みたかったら「オランダ戦は捨てて、最後のデンマーク戦に集中すべき」と「本田をオランダ戦には出場させるな」と説くなど、19日の第2戦にむけ、日本のメディアも再びヒートアップしていく。確かにそれもありだろう。話題が続くことでスポーツ紙も盛り上がっている。
(在京スポーツ紙 覆面デスク)
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