ウクライナのキエフ・クラシック・バレエ団が再来日して7月13日より各都市にて公演を行っている。今年は『チャイコフスキー 夢の3大バレエ 名場面集』(「くるみ割り人形」「白鳥の湖」「眠れる森の美女」より)と、『眠れる森の美女 全幕』(全2幕)の2つのプログラム。7月23日(月)、東京文化会館での公演後、ゲスト出演したバレエダンサーの二山治雄と中尾太亮が、取材に応じた。若手バレエダンサーの登竜門の一つ『ローザンヌ国際バレエコンクール』で2014年に第1位を獲得し、パリオペラ座で活躍中の二山と、2017年に第3位を獲得し、英国ロイヤルバレエスクール在学中の中尾。二人が今回演じたのは『眠りの森の美女』のオーロラ姫とデレジ王子の結婚式の場面で、二山がデレジ王子、中尾がブルーバード。公演を終えて二山は「昨夏に続き今年もキエフの公演に出させていただきとても光栄です。パリから帰って来て、日本のお客さんの温かさに感謝の気持ちでいっぱいです。」と笑顔でコメント。中尾も「今年もまたプロの方々と同じ舞台に立てる機会をいただいて光栄です。ロンドンから帰って来て最初の舞台で緊張しましたが、お客さんが温かくて、これからも頑張っていきたいと思います。」と、意気込みをみせた。海外でバレエを続けている二人は日本との違いを聞かれると、二山が「パリでは、稽古場も本番の舞台もステージが斜めなんですが、日本のステージは平らな舞台で踊りやすいです。」と明かし、中尾は「まだそんなに舞台に立った事は無いのですが、海外のお客さんは、厳しい目線も温かい目線もあって、日本とは反応が違うのですが、どちらも大切にしていきたいと思います。」と、語った。昨年の公演で初めて知り合ったというお互いのことについて二山は「僕がロンドンに行った時も会ったりして、だんだん親交が深まった感じです。『お客さんを感動させたいという気持ちで一緒の舞台に立っている』と思ってます。」と言うと、中尾も「僕もそうです。」とすかさず同意して「二山君がローザンヌで1位を取ったのを知って『こんな人がいるんだ』と思っていたので、同じ舞台に立つなんて想像もしてなかったけど…。僕はまだ緊張してます。」と、先輩への敬意を表した。4歳から入場出来る舞台ということで子どもたちへのメッセージを求められると、二山は「小さいお子さんにもバレエの楽しさをもっと知ってもらって、いろいろ観てもらって、バレエを楽しんでもらって、ローザンヌに来てくれる生徒さんがいたら嬉しいですね。」と楽しんでやることを強調し、中尾は「僕のロンドンの先生に『夢みることを忘れないこと。それが一番大事だ。』と教わっていたのですが、その通りだなと。僕も小さい頃の夢だったプロのバレエダンサーになることを追い続けて、夢が叶おうとしています。」と、続けることの大切さを語った。二人のスケジュールや公演の詳細は、公式サイトで。
▲ キエフ・クラシック・バレエ ©オフィシャル提供
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