秋篠宮皇嗣殿下の55歳の誕生日に際して会見が行われた。
11月8日に執り行われた立皇嗣の礼で、皇位継承に伴う一連の儀式が全て終わりとなり、諸儀式に臨まれた感想と皇嗣となられたお心構えについては「昨年から行われていた即位礼関連の儀式、一連のものが終了したわけでありますけど、その事に安堵しております。宣明の儀の後に宮中三殿にお参りをしました。今後はこちらでお参りする事になるのだなということで気持ちを新たにしました。」とお答えになり、コロナ禍でのオンライン活用の手応えと課題、またこのような時代における皇室の役割や活動の在り方については「ある意味こういう時にあって非常に有効な手段だと思いますし、何と言っても電話と違い顔が見えてそれでお互いにやり取りをすることが出来るというのは非常に便利であると考えます。しかし一方で、やはり対面で話すのとは少し違う、ちょっとした時にやり取りの難しさを感じることはあります。例えばシンポジウムのようなものの場合に、リアルなものとオンラインとの両方をハイブリッドで行なうということが多くなってくるのではないかと思うんですね。自分はウエブ上で参加してたわけですけどもその時に、実際の会場にいる人たちと画面で参加している人間とでちょっとした温度差があるなと。そういうあたり今後工夫の余地があるのではないかと思います。(役割や在り方について)今のような時代はこれからも起こりうることかと思います。こういう時代にあって役割とか在り方とか難しいわけですけども、困難な状況にある人、そしてその人たちを支援している人たちのことをできる限り理解する事に努め、そして心を寄せている事ではないかなと思います。時に合わせて何をする事が出来るかという事を常に考えていくという事が大事なように思います。」と述べられた。また、長女の眞子様と小室圭さんとのご結婚については「娘の結婚について、1週間ほど前に長女が今の気持ちについて文章で公表いたしました。『気持ちを尊重する』という事は『結婚する事を認める』という事です。これは憲法にも『結婚は両性の合意にのみに基づいて』というのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば、親としてそれを尊重するべきものだと考えています。今回はあくまでも2年前に延期をするという事に関わるものです。つまり一連の行事が終わった2020年、今年は間も無く終わろうとしています。その間に何らかのことを伝える必要があると本人も考えていましたし、私もそのように思っておりました。そのようなことから現在の気持ちというものを公表したわけです。ですから今後の予定、見通しなどについては、それはこれから追って考えていくことになると思います。私が以前『多くの人が納得し喜んでもらえる』という話をしたわけですけども、実のところ多くの人ということを具体的に表すことはなかなか難しいと思います。長女の結婚について反対する人も賛成する人もいますし、まったく関心のない人もいるでしょう。どれをもって多くというふうに客観的に言うことが出来るかというと、なかなかそれは難しいわけですけども、あくまで、私の主観になりますけども、感じとしては、けっして多くの人が納得し喜んでくれているという状況ではないというふうに思っています。そのことは娘もおそらく同じ気持ちを持っていると考えております。」と、お気持ちを語られた。
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